きまぐれふねこ
和歌山県
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Vol.58 昭和へタイムスリップ!? 夏にぴったりの国東半島ドライブ〜後編〜

Vol.59 ふねこ、熊野古道へ! 世界遺産巡礼の旅〜前編〜

夏休みも終わり、気分はだんだん秋モードへ。
今年は9・10・11⽉に3連休が続くので国内旅⾏を考えている⼈も多いのでは?

ふねこたちも“ホーム”である阪九フェリーをぴょんっと⾶び出して⼤阪から⾞で約3時間、和歌⼭県紀伊半島の熊野エリアを旅するようです。
そう、ユネスコ世界遺産に登録された秘境・熊野古道を巡る旅です!

菅笠を被ったふねこたちが「よみがえりの聖地」と⾔われる熊野三⼭、『熊野本宮⼤社』『熊野速⽟⼤社』『熊野那智⼤社』の三社を巡りながら世界遺産の⾃然に触れ、⼼を癒やされるリトリートな時間を満喫します。

熊野詣の始まりはここから。『熊野本宮⼤社』。

平安時代から皇族や貴族などの先⼈たちが歩んだ巡礼の地・熊野。その神域は熊野本宮⼤社(くまのほんぐうたいしゃ)、熊野速⽟⼤社(くまのはやたまたいしゃ)、熊野那智⼤社(くまのなちたいしゃ)の「熊野三社」と、これらの3社を結ぶ「熊野古道」で構成されています。森や川、滝、巨岩に神様が宿っていると⾔われ、“伊勢へ七度、熊野へ三度”という⾔葉があるほど、古来より厚い信仰を集めています。

そんな熊野詣(くまのもうで)のスタートは、『熊野本宮⼤社』から!全国に4700社以上ある熊野神社の総本宮です。

熊野三⼭の中でもひときわ古式ゆかしい佇まいと荘厳な雰囲気を漂わせ、豊かな⾃然に囲まれた特別な神社です。⼤きな⿃居を抜けると⼼願成就祈願の⼤幟が参道にはためき、そのスケール感に圧倒…!

158段の⽯段を登って社殿へ向かいます。⼀歩⼀歩ゆっくり登り、古⽊の間を吹き抜ける⾵の⾳や⿃のさえずりに⽿を傾けると、次第に⽇常の喧騒を忘れ⾃然と⼼が洗われてくるようです。

細部まで丁寧に造られた神⾨からは深い歴史を感じることができます。さあ、呼吸を整えて神様にご挨拶しましょう。

熊野本宮⼤社は、⼼⾝の浄化や家庭円満、商売繁盛などのご利益があるのだとか! 厄除けや開運祈願として訪れる参拝客も多数いらっしゃるそうですよ。

杉⽊⽴に囲まれた檜⽪葺(ひわだぶき)の本殿。国指定重要⽂化財である社殿が⼀列にずらりと並ぶ姿は、思わず背筋が伸びるほど凛とした空気感に満ち溢れています。ふねこたちも5つの社を深々と参拝。

こちらは熊野特有の護符「⽜王神符(ごおうしんぷ)」。⽇本神話に登場する導きの神・⼋咫烏(やたがらす)は熊野のシンボルだそうで、⽜王神符にもカラス⽂字が記されています。熊野本宮⼤社の⽜王神符には88⽻のカラスが描かれているそうですよ。ぜひ数えてみてください。

世界遺産登録20周年記念で展開されているコシノ・ジュンコ⽒がデザインした特別御朱印帳、そして漫画家の荒⽊⾶呂彦⽒がデザインしたお守りも必⾒です!

ふねこたちは境内にある⼋咫烏ポストから、阪九フェリーの船⻑さんに向けた絵ハガキを投函♪ どんなメッセージが綴られているのでしょう♡

熊野本宮⼤社参拝後は、歩いてすぐの場所にあるパワースポット『⼤斎原(おおゆのはら)』に⽴ち寄ってみて!こちらはもともと熊野本宮⼤社の社地だった場所で、熊野川の中州に位置しています。世界最⼤級の⼤鳥居は⾼さ約34m、幅約42mを誇り、その壮⼤さに圧倒されること間違いなし…!

神様が舞い降りたと⾔われる旧社地で、歴史と神秘を感じながら⼼⾝ともに浄化するふねこたちなのでした。

和歌⼭県の⼈気スイーツ店『choux』へ⽴ち寄り♡

熊野本宮⼤社を訪れたなら、近所にある話題のスイーツ店『choux(シュー)』の存在も⾒逃せません。
こちらのお店はテレビ番組でも取り上げられ、全国的に注⽬を集めた⼈気店! 特に絶品のシュークリームが、多くのスイーツファンの⼼を掴んでいます。

シュークリームは、ザクザクの⾷感が楽しいシュー⽣地と濃厚なカスタードクリームが絶妙にマッチした⼀品。
うずまきのカスタードクリームは奥までたっぷり詰まっていて、まったりぽってりな⼝当たり。そのなめらかな⾆触りとまろやかなおいしさは、⼀⼝⾷べたら感動すること間違いなし。

焼きたてのシュー⽣地は、地元の朝採れ⽟⼦を使⽤。⼿間ひまをかけて調理されたこだわりの技術が、噛み締めるたびに格別な味わいとなって伝わってきます…!

カスタードクリームには⾵味付けに柑橘系のリキュール・コアントローを使⽤。ほのかに爽やかな⾹りが広がり、やさしい⽢味に包まれて胸がキュンと⾼鳴ります♡また季節限定のシュークリームもあり、この⽇は抹茶のシュークリームでした!

和歌⼭県産の新鮮なフルーツや⾷材を取り⼊れたスイーツ&ドリンクも『choux』の魅⼒。例えば、「梅酢チーズケーキ」には隠し味に梅酢が⼊っていて、クリームチーズの⾵味とコクを引き⽴てています(梅の味はしません)。ドリンクメニューはコーヒーやカフェラテの他、⾃家製の完熟南⾼梅ジュース、温州みかんジュースなど、特産品の味わい体感できる1杯が揃っています。

熊野古道で歩き疲れたら、イートインのカフェスペースで寛ぎながら味わうこともできますよ。⽊の温もりに包まれたおしゃれなインテリアとあって、可愛いシュークリームを味わうのに最適な空間♪ テイクアウトも可能で、時間に限りがある観光客にうれしいですね。

シューラスクなどの焼き菓⼦は、お⼟産に喜ばれそう!ちなみに、シュークリームは⼤⼈気商品とあって、週末は昼過ぎに完売することもあるのだとか。ぜひ早い時間に訪れて、和歌⼭メイドのおいしさに包まれてください♡

⼼洗われる絶景鑑賞のアクティビティ、熊野川⾈下りを満喫!

熊野詣での合間にぜひ体験したいのが、『熊野川⾈下り』。⼭間の豊かな⾃然と悠久の歴史を感じながら、熊野川の美しさを堪能できる特別なアクティビティです。

熊野川は、紀伊⼭地を流れる神聖な川として古くから知られています。熊野三⼭の巡礼路として多くの⼈々がこの川を渡り、熊野川は参詣道の⼀部だったとか。その歴史的背景と⾃然の美しさが国際的に認められ、世界で初めて川⾃体が世界遺産に登録されるという歴史的快挙を持つスゴイ川なのです!

『熊野川川⾈センター』で受付を済ませ、船着場へGO!わぁ、視線の先にキラキラと輝く熊野川が…!

⾒てください、この透明感に満ちたエメラルドグリーンの川を!まるでサンゴ礁が広がる海のような美しさです!!さすが世界遺産の絶景…。

さあ、船に乗って出発です。183km続く熊野川。ユネスコ世界遺産に登録されているのは、熊野本宮⼤社から熊野速⽟⼤社を結ぶ「川の参詣道」と呼ばれる区間で、⾈下りではその中の約16kmを渡っていきます。

ガイドさんが熊野川の歴史や伝説、特徴的な景観を案内してくれるので、知識を得ながら楽しめますよ♪

川下りでは⾃然が⽣み出した様々な滝を⾒ることができ、⾮⽇常の絶景を川⾯から満喫できます。写真左の⼭間に⾒えるのは「布引の滝」です。写真右に写っている「なびき⽯」は、熊野本宮⼤社にむけてなびいているような佇まいから名付けられた巨⼤⽯。鑑賞するせつこも、つられてなびいていますね(笑)。
続々と現れる奇岩や怪⽯についてガイドさんが紹介してくれるので、「うわぁ〜!!!!」「へぇ〜!!!!」の連続です。

真っ⽩な岩が鎮座するのは「⾻嶋(ほねしま)」。果たして⾻なのでしょうか? いえいえ、正体はマグマからできた「流紋岩」です!⾻嶋に上陸して記念撮影をパシャリ♪

写真左の「昼嶋(ひるしま)」には、“熊野の神様がここで昼⾷をとった” “天照⼤神と碁を打った”といった伝説が。みけやんは川⾯に映る⻘空と雲を眺めています。本当に⼼癒される⾵景ですね。

川の流れが穏やかなところで、ガイドさんが篠笛の演奏を披露してくれました。川に響く笛の⾳⾊、⾵の⾳、⿃のさえずりがハーモニーとなって、時が⽌まったような幽⽞な空気感が広がります。

静かで美しい熊野川に⾒惚れるふねこ。どこまでも広がる絶景を⽬に焼き付けなくちゃ…!

約90分楽しんだ⾈下りの終着点は、熊野速⽟⼤社近くの権現河原。船頭さん、安全な船旅の運航をありがとうございました!

美しい川の流れに⾝を任せ、⾃然と歴史の調和を感じ、⼼⾝ともにリフレッシュする特別なアクティビティ。
世界が認めた熊野川の魅⼒をめいっぱい体感できる熊野川⾈下りを、ぜひ味わってみてください。

ふねこたちの熊野詣はまだまだ続きます!後編もお楽しみに♪

熊野本宮⼤社

住所

和歌⼭県⽥辺市本宮町本宮

TEL

0735-42-0009

開⾨

⾒学⾃由

choux(シュー)

住所

和歌⼭県⽥辺市本宮町本宮1571-15

TEL

0735-30-0801

定休⽇

⽕・⽔曜

熊野川川⾈センター

住所

和歌⼭県新宮市熊野川町⽥⻑54-8

TEL

0735−44‒0987